GramEyeへ新規出資 ー 自動グラム染色・分析システムで薬剤耐性菌問題の解決を目指す

2025.11.20

Beyond Next Ventures株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:伊藤毅、以下「Beyond Next Ventures」)は、このたび株式会社GramEye(本社:大阪府茨木市、代表取締役 / CEO:平岡 悠、以下「GramEye」)のシリーズBラウンドに出資いたしました。

GramEyeについて

GramEyeは、AIとロボティクス技術を活用し、感染症診療の迅速化・標準化・適正化を実現する医療機器スタートアップです。

同社が開発した微生物用自動染色分析装置「Mycrium」は、従来検査技師が手作業で行っていた染色から検鏡・菌体判定までの工程を一貫して自動化。AIが顕微鏡画像を解析し、短時間で高精度な菌種推定を可能にします。これにより、医師は最短10分/検体で診断結果を得ることで迅速かつ適切な抗菌薬処方が実現でき、薬剤耐性菌問題の解決と医療現場の効率化に貢献します。

同社Webサイト:https://grameye.com/

投資の背景

本出資の背景や詳細は、以下URLの記事で紹介しています。
https://beyondnextventures.com/jp/insight/grameye

担当キャピタリストよりコメント

橋爪 克弥(Executive Officer / Partner)、柏木 康孝
医療現場の内外にまたがるグローバルな公衆衛生課題、薬剤耐性菌(AMR)。このグローバルな課題に挑むGramEyeへの出資を決定できたことを心から嬉しく思います。平岡氏・山田氏が率いる優れたチームであれば、掲げる大胆なビジョンを必ず実現できると確信しています。Mycriumの開発を通じて、「臨床現場から、世界の医療課題を解決するプロダクトを生み出す」その挑戦を、今後も全力で支援していきます。

Beyond Next Venturesについて

Beyond Next Venturesは、ディープテック分野のシードおよびアーリー段階への投資に特化したベンチャーキャピタルです。ヘルスケア、創薬・バイオテクノロジー、アグリテック・フードテック、デジタル、宇宙、クライメートテックなど幅広い領域で、グローバルな社会課題の解決を目指す革新的なスタートアップを支援しています。各専門分野に豊富な経験を持つメンバーを擁し、会社設立やシード段階から積極的な投資を行い、IPOやM&Aによる多くの成功実績を築いています。また、資金提供にとどまらず、研究成果の事業化を目指す研究者の創業支援や経営人材の育成、シェア型ウェットラボの提供など、商業化を促進するエコシステムの構築にも力を入れています。

本社 東京都中央区日本橋本町3-7-2 MFPR日本橋本町ビル3階
代表者 代表取締役社長 伊藤 毅、代表取締役 植波 剣吾
設立 2014年8月
事業内容 日本・インドのディープテックスタートアップへの出資・成長支援、技術シーズの事業化支援、経営人材の育成・経営チームの組成支援、シェア型ウェットラボの運営など
URL https://beyondnextventures.com/jp/