グランドグリーンへ追加出資
2020.03.31
Beyond Next Ventures株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:伊藤毅、以下「当社」)は、当社が運営するBeyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合及び名古屋大学・東海地区大学広域ベンチャー2号投資事業組合(以下「東海広域5大学2号ファンド」)を通じて、リードインベスターとしてグランドグリーン株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役 丹羽優喜)に追加出資を行いました。今回の同社の資金調達は、SOMPOホールディングス株式会社(グループCEO執行役社長:櫻田 謙悟)及び個人投資家2名との共同であり、総額2.5億円の資金調達ラウンドとなります。
グランドグリーン株式会社(https://www.gragreen.com/)は、次世代の農・食を創造する、研究開発型のアグリバイオスタートアップです。2017年4月に名古屋大学発ベンチャーとして創業しました。気候変動、人口増加、農の担い手不足、多様化する食へのニーズなど、食農分野を取り巻く様々な課題に対するソリューションとして、独自の接木技術やゲノム編集技術等の最新の知見を組み合わせ、新しい作物と生産のあり方を提案します。
※独自の異科接木技術により本来紫色になる花弁が白色の花弁になる千日紅。
グランドグリーン株式会社は今回の資金調達により、独自のプラットフォーム技術を用いた共同研究開発のパイプラインの拡大を目指します。また、独自の新品種創出の研究開発を加速するための社内体制の強化及び今年より国内を中心に全世界で発売予定の接木カセットの営業体制の強化を積極的に進める予定です。研究者、営業担当並びに経営企画候補の採用に関しまして積極的に募集をしておりますのでグランドグリーン社若しくは当社にご連絡頂けますと幸いです。
■グランドグリーン株式会社について
持続可能な人類社会の達成には、安定的な農業生産システムが欠かせない中、農業生産のポテンシャルを決める大きな要素として作物の品種や苗があります。従来の手法ですと、新品種の創出は非常に時間のかかるプロセスでしたが、グランドグリーンは、独自の接木技術やゲノム編集技術を用いて、迅速な新種苗の開発を可能にしました。また、接木カセットを利用した接木苗生産システムによって、労働集約的な接木生産現場の変革を巻き起こします。
■東海広域5大学2号ファンドについて
東海広域5大学2号ファンドは、ギャップ(起業前)、シード、アーリーステージの東海広域5大学に由来する企業を中心として、創薬、創薬支援、再生医療、医療機器、デジタルメディスン、ヘルスケアIT、予防ビジネス、食品、農業、化学・素材等、その他IT、宇宙、AI、ロボット他といった幅広いテクノロジー領域に投資を行い、起業準備から起業後のエクイティ資金の提供、事業成長までを一貫してサポートすることを目的に設立されました。