Beyond Next Ventures株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：伊藤毅、以下「当社」）は、当社および投資先企業のESGに配慮した経営を推進するため、ESGポリシーを策定いたしました。また、2024年3月25日付けでUN PRI（国連責任投資原則）への署名を実施したことをお知らせいたします。

ESGポリシー策定の背景

当社は2014年の創業当初から、研究者、起業家、大学、政府/自治体、金融機関、事業会社などあらゆるステークホルダーの皆様と共に、ディープテック領域のスタートアップ・エコシステムの底上げに取り組んでまいりました。

また、2023年に設立した3号ファンドから、インパクト測定・マネジメント（IMM）ポリシーを策定し、投資先スタートアップの製品やサービスが社会にもたらすインパクトに着目した投資活動を行っています。

このたび策定したESGポリシーは、投資先スタートアップの事業活動の背後にある、経営の姿勢やオペレーションを環境・社会・ガバナンスの観点から評価・向上させることを目的としており、当社として責任ある投資行動を行うための基礎をなすものです。また、ESGポリシーは当社の投資方針のみならず、当社の経営にも適用されます。

これにより、事業を通じたインパクトのみならず、「どのように事業を運営しているか」というESGにも配慮し、投資先スタートアップ及び当社の長期的な企業価値の向上と誠実な企業経営を追求します。

Beyond Next Venturesが掲げるESGポリシー

Environment（環境）

気候変動、生物多様性の保全、持続可能な資源利用を主要な課題と認識し、これらの課題への取り組みを加速します。

Social（社会）

人権尊重、多様性の推進、従業員の健康・安全などを重視し、社会的課題の解決を目指します。

Governance（ガバナンス）

透明性の確保、適切な情報開示、投資先企業との対話、長期的な価値創造を追求します。法令遵守はもとより、ステークホルダーとの対話と良好な関係を重視します。

PRI について

PRI（責任投資原則）は、ESG課題（環境、社会、ガバナンス）を投資の意思決定プロセスに組み込むことなどを提唱する国際的な投資原則です。2006年に国連環境計画金融イニシアチブ（UNEP FI）と国連グローバル・コンパクト（UNGC）によって策定されました。
https://www.unpri.org/

Beyond Next Ventures株式会社について

研究者や起業家と共に、革新的なサイエンス/テクノロジーの社会実装やエコシステムの底上げを通じて、地球規模の社会課題の解決を目指す独立系ベンチャーキャピタルです。リード投資家としてシード期のディープテック・スタートアップへの支援を強みに、研究成果の実用化を加速するインキュベーション活動、経営チームの組成ならびに経営人材の育成、都心シェア型ウェットラボの運営など、VCの枠を超えてディープテック・エコシステムの構築に取り組んでいます。