無細胞膜タンパク質調製技術を用いた創薬企業「リベロセラ株式会社」に追加出資

2021.05.14

Beyond Next Ventures株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:伊藤毅、以下「当社」)は、当社が運営するBeyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合を通じて、リベロセラ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:菅家 徹、以下「リベロセラ」)に追加出資を行いました。今回のラウンドは、当社に加え、東大IPC、田辺三菱製薬コーポレートベンチャーキャピタルMP Healthcare Venture Management(マサチューセッツ州ボストン)、宮銀ベンチャーキャピタル(宮崎県宮崎市)を引受先とした第三者割当増資による、総額約5.4億円の資金調達ラウンドとなります。

 

リベロセラは、膜タンパク質を標的とする革新的治療薬の創出を目指す理化学研究所発の創薬ベンチャーです。同社は、当社が運営するアクセラレーションプログラム「BRAVE」への参加を契機に、2017年には当社を事業プロモーターとしてJSTのSTART(大学発新産業創出プログラム)に採択され、2018年に設立されました。その後、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「研究開発型ベンチャー支援事業」(NEDO-STS)に採択され、研究開発を加速させてきました。

 

当社は、リベロセラへの創業前からの事業化支援、創業初期からの出資などを通じて体制構築や事業提携などを支援しており、この度、さらなるパイプラインの拡充と早期導出を期待し、追加出資を行うことと致しました。今回の資金調達により、同社はその技術を活用したファーストインクラス、ベストインクラス医薬品の創出、そのための人材獲得、更には事業開発を本格化させていく予定です。

 

◆弊社担当キャピタリスト 盛島よりコメント
「GPCRをはじめとする複数回膜貫通型タンパク質は、重要な創薬標的として注目されながらも、技術的な限界により、実際に医薬品の標的として実用化に至っているものは非常に限定的です。そんな中、リベロセラ社の革新的な基盤技術により、現在まで困難であった膜タンパク質を標的に医薬品開発することができ、市場を大きく拡大できると期待されます。実際に、国内外の製薬・バイオテック企業からのリベロセラに対する引き合いも強く、創薬活動を通じてアンメットメディカルニーズを満たすことで、人々の健康に貢献することを期待しています。」

 

リベロセラ社のリリース全文はこちら

 

【リベロセラ株式会社 概要】
所在地:東京都中央区日本橋本町2-3-11日本橋ライフサイエンスビルディング
代表者:代表取締役 菅家徹
設立:2018年4月
事業概要:膜タンパク質を標的とした創薬及び関連サービスの提供
URL:https://www.liberothera.com/


【Beyond Next Ventures株式会社 概要】

会社名:Beyond Next Ventures株式会社
代表者:代表取締役社長 伊藤 毅
本社所在地:東京都中央区日本橋本町3丁目7−2 MFPR日本橋本町ビル 3階
設立日 2014年8月
事業内容:日本・インドの技術系スタートアップへの出資、技術シーズの事業化支援、起業支援など
URL:https://beyondnextventures.com/jp/


【本リリースに関するお問い合わせ先】

Beyond Next Ventures株式会社 広報
E-mail: pr@beyondnextventures.com